準備
(5)日本語のフォントDroidSansJapanese.ttf…まともな漢字を表示するため。(6)Eclair 用の通信モジュール…b-mobile u300 を使用するため、Eclairをインストールした時に保存しておいたファイルを使用する。
(7)root を取るためのツール
root を取るためのツールはいくつかあるが、私が使ったのは MalezRecovery 0.6.1 というツールである。上のURLにある installMalezRecovery_0.6.1_SCRIPT.zip というファイルを使用する。
そしていよいよ root を取る手順は次の通りである。この手順はややリスクを伴うので、細かな説明は省略する。細かなところは既に分かる人向けである。基本的に Unix の使用経験がある人なら余裕だろう。
手順
- (5)(6)は ES ファイルマネージャなどを使い、あらかじめ sd カードに入れておく。
- Liquid A1をデバッグモードにして USB で PC に繋ぐ。
- (7)をPC上で展開する。
- すると、Install_recovery というフォルダができるので、その中にある生成したフォルダに含まれる「install_malez_recovery.cmd」を起動する。
- するといくつかの質問が英語で表示されるので、確認して Enter を押す。確認→Enterを繰り返すと、やがて最後に Liquid が再起動されて普通に立ち上がる。一見何も変わったかのように見えないが、ここまでの手順で Liquid 起動時に最初に読み込まれる「ブートローダ」と呼ばれるソフトウェアが書き変わっている。
- Liquid の電源を一度切り、ボリュームのマイナスボタン、シャッターボタンを押したまま、電源ボタンを押して電源を入れる。するとバイブレーションが3回鳴るのでボタンを離す。やがて、インストールしたブートローダの画面になる。

この画面ではボリュームボタンで上下移動、メニユーボタンで選択出来る。 - 「System Root menu」を選び、続いて「Root current system (method 1.1)」を選び、Home ボタンを押すとあっけなく root が取得出来る。
- Backボタンを押して最初のメニューに戻る。
- 「Other」を選び、続いて「Install busybox」を選ぶと、busyboxをインストールできる。busyboxというのは、Unix の基本的なコマンドを集めたものである。ファイルのコピーなどをコマンドで行えるようになる。
- Backボタンを押して最初のメニューに戻り「Reboot system now」を選ぶ。すると、普通に再起動する。root を取るだけならここまでの手順で終了である。
- 再びデバッグモードにしてPCに繋ぐ。コマンドプロンプトを起動し、(7)を展開したフォルダに移動する。そして次のように入力する。
C:\Install_recovery>adb shell
$ su
# mount -o remount,rw -t yaffs2 /dev/block/mtdblock6 /system
# mkdir /sdcard/froyo
# cp /system/lib/libril-acer-1.so /sdcard/froyo
# cp /sdcard/eclair/libril-acer-1.so /system/lib
# cp /sdcard/DroidSansJapanese.ttf /system/fonts
# reboot
すると Liquid が再起動するので、USB ケーブルからはずす。そして日本語の Web ページを見てみれば、晴れて日本語らしい漢字になっているはず。
更に次の画面は、その午後届いたb mobile u300 の SIM を入れた写真である。画面に DoCoMo と表示され、普通に通信も行える。
ところで、普通にお金を出してキャリアのAndroidを買えば当たり前のように通信もできるし日本語も表示できる。いかにお金をけちるためとはいえ、これだけの作業を行うのは割にあわない気もする。それでもチャレンジするあたりは冒険心がゆえである。やや無理矢理だけど探検記にこじつけて今日はおしまいである。
SIMを入れてやっとまともに3G通信も使えるようになった Liquid の使用感は、また後日報告する。

